早めに考えておきたい看護師のキャリアプラン

看護師の資格は国家資格であるため、一度取得すれば生涯有効だ。
そのため、知識や経験を活かして長く看護師として仕事を続けられるので、これから看護師になろうとしている場合には、目指す看護師像を明確にして、キャリアプランを描いておくことが大切だ。

看護師のキャリアプランは、高校を卒業してから看護大学や看護短期大学、看護専門大学に通うことからスタートする。
いずれかの過程を修了することで、看護師の国家試験が受験できるので、見事合格すれば看護師として仕事をすることが可能だ。
病院に就職して1年から2年間は、基本的な看護の知識と技術、実践力を身につけながら、チームの役割と自分の役割をしっかりと把握することが求められる。
また、患者一人一人に合った看護計画の立案をし、実施したり、評価ができるようになることも大切だ。
そして3年目以降の中堅になったら、リーダーとしてチームの課題や自分の部署内の問題点の解決に取り組むなければならない。
さらに、今後の自分自身の方向性を考えることも必要になるだろう。
その際、専門性高めるために専門看護師や認定看護師を目指したり、マネージメント担当として主任や看護師部長といった現場のエキスパートになるための経験を積んだりすることもあるかもしれない。

看護師を目指す学生時代には、医療現場や看護現場を経験していないため、キャリアプランをイメージすることは難しいかもしれないが、看護師になった後のことも早い段階で考えておくことは大切だ。
なぜなら、目標が明確になると、より達成感ややりがいを感じながら看護師の仕事に望めるからだ。